ホーム > NPO法人オーガニック協会(EUOFA)|世界のオーガニック事情 > 米国:オーガニック製品の売上げが2009年は266億ドル(約2兆4400億円)に到達

米国:オーガニック製品の売上げが2009年は266億ドル(約2兆4400億円)に到達

「米国のオーガニック製品の売上げは、経済不況にもかかわらず2009年も成長を続けた」とOrganic Trade Association (OTA:北米地域のオーガニック業界団体) が同団体の報告書である2010年オーガニック業界調査書で発表した調査結果の中で明らかにした。実際、2009年のオーガニック製品の売上げはすべてひっくるめると5.3%上昇し、266億ドル(約2兆4400億円)に達した。

そのうち248億ドル(約2兆2700億円))はオーガニック食品で、残りの18億ドル(約1700億円)は食品以外のオーガニック製品の売上げだった。「米国の食品全体の売上げは2009年にたった1.6%しか伸びなかったが、オーガニック食品の売上げは5.1%伸びた。また、食品以外のオーガニック製品の売上げは、1%のマイナス成長率だった食品以外の製品全体の売上げと対照的に9.1%伸びた。これらの調査結果は、不況下でさえ消費者はオーガニック製品がもたらす恩恵を理解し、別のところで支出を抑えて自分たちが価値を認める製品はあきらめないことを示唆している。」とOTA の事務局長であるChristine Bushway 氏は言った。最も売上げが伸びたオーガニック果物・野菜類は、オーガニック食品全体の売上げの38%を占め、2009年には売上げが95億ドル(約8700億円)に達し、2008年から11.4%上昇した。最も注目すべきは、オーガニック果物・野菜類が今や米国の果物・野菜類全体の売上げの11.4%を占めることだ。

2000年に発表されたNational Organic Program(米国農務省によるオーガニック製品に関する国内認定基準などの整備計画)の最終規定の承認以来、オーガニック果物・野菜類の売上げは、果物・野菜類全体のおよそ3%に当たる25億5000万ドル(約2300億円)から、ほぼ95億ドル(約8700億円)台の11.4%まで伸び、市場に浸透してきた。同時にこの間に、オーガニック食品の売上げは61億ドル(約5600億円)から2009年の248億ドル(約2兆2700億円)まで上昇し、米国の食品全体の1.2%から3.7%にまで跳ね上がった。2009年のオーガニック食品の売上げの大部分は量販市場を通じた販路によるもので、オーガニック食品の54%が一般的な食料雑貨品店、クラブ・ストア、小売店を通じて販売された。次に多いのが自然食品店で、オーガニック食品全体の売上げの38%を占めた。ファーマーズ・マーケット(農家自身が農産物を持ち込んで販売できる市場)、生協、地域支援型農業*(CSA)も、まだ売上げの数パーセントにしかならないが、消費者が地元で生産された地域特産のオーガニック食品を探し求める傾向が増すにつれて多くの関心を集めた。食品以外のオーガニック製品の中では、オーガニック・サプリメントが先頭で6億3400万ドル(約580億円)の売上げがあり、食品以外のオーガニック製品全体の35%を占めた。オーガニック・サプリメントの売上げは2008年より12%高かった。オーガニック繊維製品(リネンや衣料品)は合わせて5億2100万ドル(約480億円)の売上げで10.4%上昇し、パーソナル・ケア製品(化粧品、オーラル・ケア用品、バス用品、アロマ用品、石鹸など)は4億5900万ドル(約420億円)で2008年の売上げから3.7%上がった。70ページに及ぶ報告書が現在利用可能で、さらに詳しく知ることができる。

*地域支援型農業(CSA):農家と地元消費者が農業生産にかかる費用を共同で負担することにより農家の経営を保証する一方で、消費者は内容の分かった質の良い新鮮な農産物を農家から直接受け取れるという、地域内での農家と消費者が結びついた農業形態

Organic-Market.infoより

(翻訳:ボランティア 後藤健介さん)

邦訳版更新日時 : 2010年05月21日 12:07

Powered by オーガニッククルー