オーストラリア:オーガニック分野の急成長を予測
情報元:BFA(オーストラリアオーガニック農業連盟)
BFAの報告によると、過去数週間にわたり発表された、独立系の全世界の産業研究に携わるIBISWorldによる調査の結果で、オーガニック農業は、オーストラリアの収益と雇用の分野において最有力視されていることがわかった。この「成長する産業トップ10」の報告によると、オーガニック農業の収益は2010年には14.8%増加するとIBISWorldは述べており、今後5年間、収益は年平均13.4%の割合で増加すると予測している。
IBISWorldのオーストラリア代表Robert Bryantは、「平均的にオーガニック製品がオーガニックでない製品より高価であるとはいえ、より高くなった可処分所得に加え、持続可能な環境への意識の高まりや入手可能なオーガニック製品が拡大していることもあり、この業界の成長は続いていくと考えられる。」と述べている。
オーガニック農業は、農家に対してより高い収入をもたらすだけではなく、最近の研究では、気候変動によってもたらされる状況の変化に対して、より回復力があり、より適応していると提言しており、従来農法からオーガニック農業への転換を促された農家もいる。別のIBISWorldの報告によると、オーガニック農業従事者は2012-2013年の6.2%から2013-2014年には11.2%になると予測される。同氏によると、技術のない労働者の働き口が増える一方で、同時に環境学者やバイオダイナミック農業の専門家や研究者にも雇用の機会が広がっている。
BFAの代表であるHolly Vynerは、BFAがここ数年オーガニック分野の安定成長を注視してきたことを述べた。2008年のBFA委託研究では、小売業は6億オーストラリアドル(約478億900万円)に到達し、広範な干ばつにも関わらず、4年間でオーガニック生産者の直売額は80%増加した。Holly Vynerは、今年、BFAの代わりにニューイングランド大学により、2008年のデータをもとにした2010年のオーストラリアオーガニック市場報告が発表されることを明らかにした。次回発表される報告は、過去2年間のオーガニック産業の成長をはかる重要な基準となるもので、産業界の人々や未来の新規参入者に、オーガニック産業の色々な分野での機会やトレンドに必要な方向性を示唆するだろう。Vynerは、平均してオーガニック農家は、非オーガニック農家より若く、これは将来のオーガニック農業の成長にとって良い兆候であると付け加えた。
参照:BFA
Organic-Market.Infoより
http://www.organic-market.info/
(翻訳:ボランティア 森 智美さん)
邦訳版更新日時 : 2010年02月01日 16:06