消費者を守る、それはラベルに信頼性をもたせることで、消費者が安心して、希望に適った製品を選択できるということです。
生産者を守る、それは本当のオーガニックでない製品をオーガニックだと謳うことによって、価格を吊り上げ儲けを得るという悪質な手段を防げるということです。
ヨーロッパにおいては1960年代からオーガニック農業の普及運動が始まりました。 民間団体による試行錯誤の20年、国別に取り組んだ10年を経て、今から10年前の1991年、欧州委員会から
「オーガニック製品に関する指令」が出されました。国境を越えた流通においては、当然、国家間の認証制度の違いは弊害になるからです。
加盟15カ国がそれぞれ、欧州委員会の統一指令に則って法律を制定。
こうして、国家が管理し、多国間で通用するオーガニック認証制度が誕生しました。
・消費者の環境と食への関心
・オーガニック農業を行う生産者の精神
この2つの結びつきで、市場が開けます。すると品質の向上はもちろん、農業生産全体が活性化し、さらにオーガニック農業の実践は環境保全にも貢献できます。しかしそのためには、消費者・生産者双方の信頼を得ることができるオーガニック製品の認証制度と、その規格に基づいて生産されたクオリティーの高い食品。この基盤があるからこそ、オーガニック食品が普及してきたのです。
これらの信頼と需要・供給の増加は常に相関関係にあります。 つまり、信頼があるから需要が増え、それにともなって供給が増えるということであり、需要や供給が増えることで、その信頼が証明されたとも言えるのです。