|
政府のオーガニック畜産品に関するEU規定の導入を受けて、ギリシャのオーガニック乳製品部門が開始される。
ギリシャはEU加盟国において、オーガニック畜産品に関するEU規定を施行していなかった唯一の国である。よって、ギリシャにおいては公式のギリシャ産オーガニック畜産品並びに乳製品は存在せず、オーガニック農業に転換する従来農法による畜産農家への補助金もない。結果として、オーガニック畜産農家不足となり、国内市場は完全に輸入による供給でまかなわれている。
ギリシャはEU内で最もオーガニック農地のパーセンテージが低い。面積は24,800haで、全農地の0,71%である。オーガニック食品産業もまたEU内で最も小さいものの1つに数えられる。大部分のオーガニック農家は、オーガニックオリーブオイルや、オーガニックの野菜・果物といった、第一次産品を生産し、80%以上が輸出向けである。
ギリシャ政府は、2001年11月公式にオーガニック畜産品に関するEU規定の導入を見込んでいる。オーガニック畜産品並びに乳製品の認証に関する権限は、ギリシャの検査認証機関に与えられる。またオーガニック畜産に転換する従来農法による畜産農家に対する初の経済的助成措置も予定されている。
オーガニックモニター(注1)はギリシャのオーガニック乳製品市場が活性化するのは2002年であると予想している。既にいくつかの乳製品メーカーが、数年に渡ってオーガニックチーズを生産しているが、公式な規定がなかったため、そのチーズをオーガニックとして販売することができなかった。これらの製品にオーガニックの地位が与えられることを受けて、オーガニック乳製品市場は2002年には2倍の成長が見込まれている。従来農法からオーガニック農業への転換農家の割合が、大きく上昇するのは2002年と2003年になるだろう。
ギリシャのオーガニック食品産業が直面する最大の問題点は、消費者のオーガニック食品に対する関心の低さと限界のある販路である。他の西側ヨーロッパ諸国と比較して、ギリシャの消費者のオーガニック食品への関心度は低く、大部分のオーガニック食品が健康食品店で販売されている。
(注1)オーガニックモニター(Organic Monitor)
オーガニックモニターは国際的なオーガニック食品産業に関する戦略的調査とマーケティングコンサルティングを行っている。国際的なコンサルタントが、継続的に市場動向と発展を中心にオーガニック食品産業を追跡調査している。
オーガニックモニターのホームページアドレスはこちら
http://www.organicmonitor.com/
|