近年オーガニックという言葉がメディアにもよくとりあげられ、オーガニック食品なども
店頭で見かけるようになってきました。しかし、「オーガニックとはいったい何なのか」という根本的な話は素通りしてきているように感じます。正確な定義や知識なしに、いわばモードとして扱われているようです。特にこれまでの自然食品や健康食品や有機食品などとの違いについては意識的に避けて通られています。
オーガニックの本場はヨーロッパです。90年代以降オーガニックはEUの基本政策として持続可能な社会と国民の健康を守る切り札として振興されてきました。そしてオーガニックの生産も市場も急成長を遂げ、社会にしっかり根付いた存在となっています。
本講座ではオーガニックの第一人者たちが、オーガニックの意味、先進地EUの状況、実際の事例、発展の背景などの基本的な事項を語ります。さらに日本の国産オーガニック農産物と輸入オーガニック農産物の実態について、主に流通面からスポットを当てます。
世界と日本の状況を立体的に知ることで、日本の置かれている立場、今後の生産と流通、農業政策のあり方など、オーガニックがきちんとした形で日本に定着することを考えていこうという方にとっての基礎知識として、本講座を開講いたします。