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2003年11月28日 vol.9

私の見たヨーロッパオーガニック

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*毎週発行のEUOFA通信にて連載中。
 

 


vol.9 あなたのオーガニック度は?

 


先般紹介した、フランスで創刊されたオーガニック料理雑誌の冒頭の挨拶によれば、フランス人の20%は、少なくとも2週間に一度は、何らかのオーガニック食品を購入しているようです。統計的にはこうした数字が出ていますが、生活のオーガニック度というものは、人によって本当にさまざま。
今回は私の知人たちのオーガニック度をご紹介してみましょう。

◎オーガニック入門者のパリのファミリー◎

子どもができてから、とても気になるようになったようで、ミルク、バターなどはオーガニックを買うようになりました。これは肉を食べない奥さんの影響もあるでしょう。動物由来の製品に信頼がおけないというのが伺えます。とはいっても、子どもが好きだからという理由で人工的ないちごの香料で味付けられたチーズを使ったおやつなども買い与えており、今後の方向性が気になります。

◎オーガニック初心者のスイスの女性◎

できればオーガニックを選びたいと思ってはいるけれど、まだ学生の身分だし、値が張るものは買うのが難しい。それでもスイスという土地柄、オーガニック製品を手に入れるのは比較的容易なので、スーパーで手軽に買えるものを中心にオーガニック食材を購入するようにしています。

◎オーガニック中級者のドイツのカップル◎

シリーズ第1回目に登場したドイツのカップルは、可能なものは全てオーガニック。都会に住んでいる人としては、明らかに上級者なのですが、自ら栽培しているものがハーブとミニトマトくらいしかない、ということで今回は厳しく中級に。野菜は近隣のオーガニック畑で、パンは歩いて3分とかからないオーガニックパン屋で、近くで買えるものは全部買って、乾物類や近くでは手に入らないものだけ街中の総合オーガニックスーパーへ。
近くの個人商店と街中のスーパーの使い分けも絶妙です。

◎オーガニック上級者の生産者の皆さん◎

仕事柄、私はこの分野に属する知人・友人が圧倒的なのですが、このシリーズの3で登場したフランスのオーガニックワインを造っているおばあちゃんのように、生活全てがオーガニックというパターン。
基本的な野菜は自家製。ある程度たくさんできてしまうものは、瓶詰めや冷凍にするので年中自家製の野菜で事足ります。鶏程度の肉類は自家製が多く、豚や羊も自家製という場合も多いです。そうなると、ハムやソーセージなども自家製になり、、、とどんどん購入するものは減っていきます。自分で作るものが多くなればなるほど、ゴミも減っていきます。またこのカテゴリーに属する皆さんは、基本的に田舎で、まわりにも生産者が多いため、いろいろなものを交換することで食卓はいつも豊かです。

vol.1 ドイツのオーガニックな日常
vol.2 オーガニックを広める人たち
vol.3 オーガニックな人ってきっとこんな人
vol.4 人を結ぶマルシェの役割
vol.5 見る触れるオーガニックライフスタイル
vol.6 農家で暮らす休日
vol.7 オーガニック料理雑誌創刊
vol.8 スローフードの魅力
vol.9 あなたのオーガニック度は?
vol.10 オーガニックを選択する心意気
vol.11 体験がもたらすもの
vol.12 オーガニック、なぜ買う?なぜ買わない?
vol.13 子どもたちに伝えたいこと
vol.14 ゴミをゴミにしない生活
vol.15 きっかけはそれぞれ
vol.16 ふぞろいの野菜たち
vol.17 本当に欲しいものは
vol.18 オーガニックの秋祭り
vol.19オーガニックの畑、一般の畑
vol.20 スウェーデンのオーガニックレストラン
vol.21 過程を楽しむスローライフ

vol.22 北欧のオーガニック食品事情

vol.23 英国のオーガニック食品事情


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